ソニー映画会社、パスカル共同会長が辞任 ハッキングで失言流出
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【2月6日 AFP】米映画製作大手ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(Sony Pictures Entertainment)は5日、同社のエイミー・パスカル(Amy Pascal)共同会長が辞任すると発表した。パスカル氏は、北朝鮮が行ったとみられる同社へのサイバー攻撃により、人種的な配慮を欠いた文章を電子メールでやりとりしていたことが暴露されていた。
米映画界で最も有力な女性の一人と広く認識されていたパスカル共同会長は昨年12月、電子メールでバラク・オバマ(Barack Obama)大統領に関する無神経な冗談を含む文章を送信していたことが明らかになり、謝罪に追い込まれていた。ソニーは同日の声明で、パスカル氏は今後、「大規模なプロダクション関連の新規事業」を社内で立ち上げると明らかにしている。
ソニー・ピクチャーズは、北朝鮮を風刺した同社製作のコメディー映画『ザ・インタビュー(The Interview)』をめぐり、米企業が標的となったものの中では過去最大規模のサイバー攻撃を受けていた。(c)AFP/Michael THURSTON