「ボコ・ハラム200人を殺害」隣国チャド軍が発表
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【2月4日 AFP】ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の掃討作戦を実行している隣国チャドの軍部隊は4日、ナイジェリア北東部の町ガンボル(Gamboru)における戦闘で、ボコ・ハラムの戦闘員200人以上を殺害して大きな打撃を与えたと発表した。
チャド軍の部隊がナイジェリア領内に入ってボコ・ハラムと交戦したのは初めてで、チャド軍側は兵士9人が死亡、21人が負傷したという。チャド軍は声明で「今回の発表は暫定的なものだ」とし、カメルーンとの国境沿いにあるガンボルでボコ・ハラムの戦闘員の捜索を続けていると述べた。
チャド軍は3日、装甲車を伴った兵士約2000人をナイジェリア側へ越境させていた。これに先立ちアフリカ連合(African Union、AU)は先週、ボコ・ハラムに対抗するため、周辺5か国の軍で構成する大規模な部隊の創設を勧告した。(c)AFP/Stephane YAS with Reinnier KAZE in Yaounde