ボコ・ハラム、ナイジェリア要衝の都市を襲撃、政府軍が撃退
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【2月2日 AFP】ナイジェリア政府軍は1日、同国北東部ボルノ(Borno)州の州都マイドゥグリ(Maiduguri)を襲撃したイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」を撃退した。
今回の襲撃は数時間におよんだ。ボコ・ハラムが過去1週間に要衝都市マイドゥグリ奪取を狙ったのは2回目。
数人の住民が語ったところによると、重装備のボコ・ハラムの武装集団は午前3時(日本時間午前11時)ごろ、マイドゥグリ市の南端を攻撃し、爆発物で爆破しながら市内突入を図った。ボコ・ハラムは市南部で自警団に支援された政府軍によって撃退されたため、形勢を立て直して東から同市の奪取を図ったが、再び強固な抵抗にあった。
ある住民は、激しい銃撃戦で「町全体が恐怖におののいた」と語った。
国防省の報道官は、10年ほど前にボコ・ハラムが結成されたマイドゥグリに対する攻撃は「封じ込められ」、「テロリストは重大な損失を被った」と発表した。
マイドゥグリはこの数か月相次いで攻撃を受けているが、ボコ・ハラムによって避難を余儀なくされた人たちがボルノ州の各地から流入している。
1日は隣接する2州でも自爆攻撃があり、ヨベ(Yobe)州最大の商業都市ポティスクム(Potiskum)で7人、ヨベ州の南のゴンベ(Gombe)州ゴンベ(Gombe)市で5人が死亡した。いずれもボコ・ハラムによるものかは明らかになっていない。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR