【2月1日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2015)は31日、スウェーデンのストックホルム(Stockholm)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、エリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva)が合計210.40点で優勝を飾り、ロシアが表彰台を独占した。

 トゥクタミシェワはソチ冬季五輪の出場を逃したものの見事な復活を遂げ、今季のGPファイナルで優勝を飾っていた。

 ショートプログラム(SP)を終えてエレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova)をわずか1点差で追いかけていたトゥクタミシェワは、「バットワニス・ビーク(Batwannis Beek)」と「サンドストーム(Sandstorm)」に乗せたFSで、自信あふれるミスのない演技を披露した。

 ラディオノワは209.54点で2位に入り、アンナ・ポゴリラヤ(Anna Pogorilaya)が191.81点で3位に続いた。

 トゥクタミシェワは、「感情は燃えたぎっていましたが、集中してそれを隠しました。2度目のルッツを決めて気分が良くなって、3回転サルコーとダブルアクセルのジャンプで着氷できて最高の気分になりました。『やった』という感じでした。自信になります。不可能なことはないと分かりましたし、諦めたりはしません」と語った。

「ロシア人三人が表彰台に上がるのは本当に感動的です。自分たちの中でもその話をしていましたし、それを続けていって、世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)でも再現できればと思います」

 今季の世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2015)は3月25日から29日にかけ、中国・上海(Shanghai)で開催される。(c)AFP