ウイスキーは英国経済の大きな柱、業界団体が報告書
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【1月30日 AFP】英国のエディンバラ(Edinburgh)に本拠を置くスコッチウイスキー協会(Scotch Whisky Association、SWA)が、同国のウイスキー産業は毎年50億ポンド(約8900億円)を超える経済効果を生み出し、4万人の雇用を支えているとする報告書を発表した。
28日に発表された報告書で同協会のデービッド・フロスト(David Frost)氏は、「スコッチウイスキーは経済成長や雇用の増加を促進し、地域社会を支え、伝統と近代の最良の部分を結びつける文化的資源であると認識されなければならない」と述べている。
報告書によれば、ウイスキーの輸出は停滞傾向にあるが、それでも毎年世界中で数十億本のウイスキーが販売されている。英経済においてウイスキー産業は33億ポンド(約5900億円)規模で、サプライチェーン(供給網)や梱包、流通といった関連産業は18億ポンド(約3200億円)規模になるという。また、製造および蒸留分野では1万900人の雇用を生み、サプライチェーンでは3万人の雇用を支えているとした。
さらに報告書は、スコットランド(Scotland)の食品・飲料品の輸出額の4分の3をウイスキー産業が占めているとし、地方の雇用に大きな役割を果たしていると強調している。(c)AFP