アフリカ連合、ボコ・ハラム対策で7500人の部隊結成へ
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【1月30日 AFP】アフリカ連合(African Union、AU)は30日、ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」を打破するため、周辺5か国の軍で構成する計7500人の部隊の結成を呼びかけた。AUの執行機関にあたるAU委員会(AU Commission)のヌコサザナ・ドラミニ・ズマ(Nkosazana Dlamini Zuma)委員長が明らかにした。
「ボコ・ハラムの残虐な行為、言語を絶する残酷さ、徹底的な人命無視、財産の理不尽な破壊は比類ないもの」と同委員長は、30日のAU首脳会議に先立って前日に行われた「平和安全保障委員会(Peace and Security Council)」会議後に声明で述べた。
ボコ・ハラムの勢力拡大は周辺地域の危機となっており、これまでに直接被害を受けたカメルーン、チャド、ニジェール、ナイジェリアの4か国はベナンとともに、ボコ・ハラムの脅威を封じ込め、多国籍統合機動部隊(Multinational Joint Task Force、MNJTF)を結成するため協力を強化することで合意した。(c)AFP