【1月30日 AFP】米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム（Amazon.com）は29日、利益が事前の予測をはるかに上回る第4四半期決算を発表し、市場を驚かせた。

 売上高は前年同期比15％増の約293億ドル（約3兆4600億円）、純利益は約2億1400万ドル（約252億円）で、2四半期連続の赤字から黒字に転換した。1株当たり利益は市場予測の0.17ドル（約20円）を大幅に上回る0.45ドル（約53円）だった。

 アマゾン創業者のジェフ・ベゾス（Jeff Bezos）最高経営責任者（CEO）はオンライン動画配信や独自のスマートフォン、無人機配達サービス、法人向け電子メールまで幅広い事業に投資している一方、創業事業であるインターネット通販や、法人向けの大規模なクラウドサービスの売り上げを伸ばす努力もしている。

 その一方でアマゾンは利益を上げるよう求める株主の圧力を受けているほか、中国の電子商取引大手アリババ（阿里巴巴、Alibaba）との世界的な競争にも直面している。(c)AFP