【1月29日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2015)は28日、スウェーデンのストックホルム(Stockholm)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、スペインのハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez)が89.24点で首位に立った。

 いくつかのミスを犯したフェルナンデスだったが、3連覇に向けて大きな一歩を踏み出した。

 2位には81.06点でロシアのセルゲイ・ボロノフ(Sergei Voronov)、3位には80.86点でチェコのミハル・ブレジナ(Michal Brezina)が続いており、フェルナンデスは大きなリードを奪っている。

 1987年から89年のアレクサンデル・ファデーエフ(Alexander Fadeev、旧ソ連)氏以来となる3連覇を目指すフェルナンデスは、「プレッシャーに上手く対応した。今回の問題はリラックスしすぎたこと。実際、ブライアン(オーサー(Brian Orser)コーチ)は僕がセカンドギアでやっていると言っていた。興奮している中で、かなりリラックスした状態になってスケートする良いバランスを見つけ出すのが難しい」とコメントした。

 足の負傷のためトレーニングが満足に行えず、大会出場が危ぶまれていたフェルナンデスは、スウェーデンへ向かう前に「100パーセント」の状態と口にしていた。

「左足を怪我していたから数日間練習ができなかった。その状況を解決するために練習を取りやめて休養することにした」

「3年間で3度目の優勝を飾って、先人に肩を並べたい。とはいえ、そうはならなくても、世界が終わるわけではないけれどね」

(c)AFP