ヨルダン「死刑囚釈放の用意あり」と報道、イスラム国人質事件
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【1月28日 AFP】(一部更新)ヨルダン国営放送は28日、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」に拘束されているヨルダン軍パイロットの解放と引き換えに、ヨルダン政府が同国に収監されている死刑囚を釈放する用意があると伝えた。後藤さんについては触れていない。
同国営放送は、政府報道官の談話として「ヨルダン人パイロットが無事解放されれば、サジダ・リシャウィ(Sajida al-Rishawi)死刑囚を釈放する用意がある」と伝えた。
イスラム国は前日、後藤さんとみられる男性の新たな画像と音声による声明を公開し、ヨルダンで収監されているリシャウィ死刑囚を釈放しない限り、後藤さんと同じく人質となっているヨルダン人パイロットの2人を24時間以内に殺害すると脅迫していた。
リシャウィ死刑囚は、2005年にヨルダンの首都アンマン(Amman)で60人が死亡した同時爆破事件で、自爆に失敗し拘束され、06年に死刑判決を受けた。(c)AFP