【1月27日 AFP】米ソーシャルメディア大手のフェイスブック(Facebook)は26日、インターネットの接続環境が悪い地域で使用される携帯端末向けの軽量版モバイルアプリ「Facebook Lite」の試験運用を開始したことを明らかにした。

 同社の広報担当者がAFPに宛てた電子メールによると、Facebook Liteはアンドロイド(Android)搭載のスマートフォン向けアプリで、「2Gネットワーク(第2世代移動通信システム)が使用されている地域やインターネットへの接続が限定的な地域」を対象に開発されたという。

 IT情報サイト「テッククランチ(TechCrunch)」によると、バングラデシュやネパール、ナイジェリア、南アフリカ、スリランカ、スーダン、ベトナム、ジンバブエなど、アジアやアフリカの一部で先週末に試験運用が始まったという。

 フェイスブックは、インターネット接続のための十分な環境が整っていない世界各地域を対象に、接続を支援するプロジェクト「Internet.org」を立ち上げている。(c)AFP