ボコ・ハラム、ナイジェリア要衝の町を制圧 州都を襲撃
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【1月26日 AFP】ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」は25日、同国北東部ボルノ(Borno)州の要衝の町モングノ(Monguno)と、同町内にある軍事基地を制圧した。同組織は同時に、同町の南約125キロにある同州の州都マイドゥグリ(Maiduguri)も襲撃した。
匿名で取材に応じた軍高官は「モングノは陥落した」「夜通しで戦い続けたが、彼ら(ボコ・ハラム)は軍の兵舎を含む町を乗っ取った」と語った。
ナイジェリア国防省は、政府軍がマイドゥグリと約40キロ離れたコンドゥガ(Konduga)でボコ・ハラムの戦闘員「数十人」を殺害し、秩序を回復したと発表。だが国防省のクリス・オルコラデ(Chris Olukolade)報道官によると、モングノでは司令官と兵士が負傷して「部隊は撤退を強いられた」といい、現在空爆の準備が行われている。
ナイジェリアでは来月14日の大統領・議会両選挙を前に、ボコ・ハラムが攻勢を強めている。同国では2011年の選挙時にも暴力行為が多発し約1000人が死亡しており、今回の選挙でも同様の事態に陥る懸念が高まっている。(c)AFP/Bukar HUSSAIN, with Nicolas REVISE in Lagos