【1月23日 AFP】米国とイラクが、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」によって昨年制圧されたイラク第2の都市モスル(Mosul)を今夏までに奪還する準備に着手したと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)が22日報じた。

 WSJによると、米中央軍(US Central Command)のロイド・オースティン(Lloyd Austin)司令官は、今年の春か夏までに、イラクのクルド人部隊と欧米軍の訓練を受けた部隊がモスルに攻勢をかける準備が整うと同紙に語った。

「(作戦を)米軍が単独で行うか、展開中の同盟軍の一部とともに実行するなら、もっと迅速に実行できるだろう」「だが、イラク人が自分たちの手で行わなければならない」とオースティン司令官は述べたという。

 作戦に米軍が同行するべきかどうかについては、まだ判断を下していないという。(c)AFP