【1月22日 AFP】世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は21日、西アフリカ3か国でのエボラ出血熱の感染拡大のペースが大幅に減速していると発表した。これらの国々では、国際社会の支援などにより、感染拡大の抑制に十分な態勢が整ったとしている。

 WHOが発表した最新の統計によると、2013年12月から今年1月18日までのエボラ熱による死者数は8626人、感染者数は2万1689人。死者のほぼ全てが西アフリカ諸国で報告されている。

 一方でWHOは「ギニア、リベリア、シエラレオネの3か国では感染者が減少を続けている」と指摘。うちリベリアでは、1週間当たりの新規感染者数が昨年8月と9月には300人だったのに対し、先週はわずか8人にまで減少したという。(c)AFP