【1月21日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)で審判の判定基準を批判し、罰金が科された日本代表の本田圭佑(Keisuke Honda)だが、それからわずか数日後、今度は過酷な大会スケジュールに疑問を呈した。

 大会連覇を目指す日本は、本田が今大会3得点目となるゴールを決めた20日のヨルダン戦を2-0で制した。グループDの首位通過を決めた日本は、23日の準々決勝でアラブ首長国連邦(UAE)と対戦する。

 しかし、得点後に笑顔で敬礼ポーズを披露した本田は、シドニー(Sydney)で行われる準々決勝に向けて、UAEよりも準備期間が1日短いことについて不満をみせている。

 パレスチナに4-0で勝利した大会初戦後に審判の判定について言及し、5000ドル(約59万円)の罰金が科された本田は、「回復するのに中2日ではとても足りない。こういう厳しい日程には賛成しかねる。間隔が詰まりすぎなのが心配」とコメントした。

 判定の件では、歯に衣着せぬ物言いが災いし、思わぬ支出を強いられた本田は、ハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督から口を閉じているよう諭されているが、試合では素晴らしい活躍をみせ、イラクとヨルダンを黙らせている。

 また、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)でプレーする本田は、「良いプレーをみせている」として、準々決勝で戦うUAEに対して警戒心を示した。

「彼らが日本を恐れているとは思っていない。できればこれまでと同じように、たくさんのチャンスを作り続けたい」

(c)AFP/Alastair HIMMER