【1月21日 AFP】フランス・パリ(Paris)で今月7~9日にかけてパリとその周辺で発生し計17人が犠牲になった一連の襲撃事件の容疑者の1人で、パリの食品店に立てこもったアメディ・クリバリ(Amedy Coulibaly)容疑者に武器と車を提供した疑いが持たれている4人の男が20日、裁判所に出頭した。正式に起訴されれば一連の事件の容疑者の中で初めてとなる。

 事件を受けて厳戒態勢を敷いている欧州諸国は、テロを計画している恐れのあるイスラム過激派組織の強制捜索に乗り出している。フランス南部のモンペリエ(Montpellier)では同日、新たな攻撃を企図していたとしてロシア南部のイスラム教徒が大半を占めるチェチェン(Chechnya)共和国出身のロシア人5人が逮捕された。

 警察によるとモンペリエで逮捕された5人は危険な量の爆発物を所持していたが、イスラム過激派ではなく犯罪組織の関係者だとみられている。(c)AFP/Fran BLANDY