英情報機関、大手報道機関の記者メールを傍受 英紙報道
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【1月20日 AFP】英紙ガーディアン(Guardian)は19日、英情報機関の政府通信本部(GCHQ)が世界の大手報道機関に所属する記者の電子メールを傍受していたと報じた。
ガーディアンによるとGCHQがメールを傍受していたのは同紙のほか、ロイター(Reuters)通信、英国放送協会(BBC)、英大衆紙サン(Sun)、米テレビNBC、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)、仏紙ルモンド(Le Monde)に所属する記者らのもの。
ガーディアン紙は、米国家安全保障局(National Security Agency、NSA)のエドワード・スノーデン(Edward Snowden)元職員が流出させた機密書類を同紙の専門家が分析した結果として、2008年にGCHQがわずか10分で収集した7万件のメールに記者らの電子メールが含まれていたと報じた。
インターネットバックボーン(主要幹線)を構成する光ファイバーケーブルを傍受して集めたこれらの電子メールは、GCHQのイントラネットへのアクセス許可を持った職員ならば誰でも閲覧できるようになっていたとされる。同紙によると、GCHQはジャーナリストを「安全に対する潜在的脅威」とみなしており、調査報道ジャーナリストに至ってはテロリストやハッカーと同列の脅威として分類していた。(c)AFP