【1月20日 AFP】英国に住む5歳の男の子が、祖父母の元を訪れるために友人の誕生日パーティーを欠席したところ、この友人の親から無断欠席料の請求書を渡され、支払わなければ法的手段に訴えると警告されてしまった。

 この男の子は、英南部コーンワル(Cornwall)州トアポイント(Torpoint)の学校に通うアレックス・ナッシュ(Alex Nash)くん(5)。学校側の説明によると、教師の1人が、パーティーを開いた児童の母親から、クリスマス休暇から戻ったアレックスくんに封筒を渡すよう頼まれた。アレックスくんの父親のデレク・ナッシュ(Derek Nash)さん(45)が封筒を開けると、そこには15.95ポンド(約2800円)の請求書が入っていたと、英メディアは報じている。

 地元スキー場で開かれたパーティーは、「スライド・アンド・ライド」と呼ばれるパッケージで、ソリ滑り3回、食事とアイスクリームなどのお菓子、風船のお土産が含まれる。請求書には「子ども向けパーティーの無断欠席料」と書かれ、一見するとスキー場が発行したように書かれていた。ナッシュさんは英メディアに「きちんとした請求書で、公式な内容や、彼女(パーティーを開いた児童の母親)の銀行口座の情報まで書いてあった」と語っている。

 ナッシュさん一家は請求書の支払いを拒否しており、民事訴訟を起こされる可能性に直面している。ナッシュさん「問題なのはお金じゃない。こんなやり方でお金を請求しようとしていることだ」と憤っている。これに対し、請求書を発行したジュリー・ローレンス(Julie Lawrence)さんは、メディア向けの声明で「すべてパーティーの招待状に書いてあったことだ。私の連絡先も書いてあった」と主張しているが、ナッシュさんはローレンスさんの連絡先を紛失してしまっていたと語っている。(c)AFP