【1月20日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は19日、グループCの試合が行われ、途中出場のレザ・グーチャンネジャド(Reza Ghoochannejhad)が決勝点を挙げたイランは、1-0でアラブ首長国連邦(UAE)に勝利し、グループ首位通過を決めた。

 周囲からは「グッチ(Gucci)」と呼ばれているグーチャンネジャドは、ロスタイム1分にヘディングでネットを揺らし、イランの劇的な勝利に貢献した。

 この結果、イランがグループCの首位となり、準々決勝では、日本が属するグループDの2位チームと対戦することになる。

 一方、敵将のマフディ・アリ(Mahdi Ali)監督は、この得点がオフサイドであったと主張。同試合で笛を吹いた佐藤隆治(Ryuji Sato)主審の判定に異議を唱えると、準々決勝で日本と当たる可能性があるチームの試合で、日本人が審判を務めるべきではなかったとコメントした。

「オフサイドだったと思う」と主張したアリ監督は、イランの選手が審判団の目をごまかしたと主張した。

「試合の終盤で得点を認めたとき、(佐藤主審には)ためらいがあった。どちらか分からなかったからだろう。線審すら、どうすればいいのか分かっていなかった」

「われわれの意見としては、あれはオフサイドだった。でも、主審には考える時間がなかった。イランの選手は賢いから、すぐにその場を離れたんだ」

(c)AFP