【1月19日 AFP】マリ政府と国連(UN)は18日、マリでエボラウイルスへの新たな感染者が42日間確認されていないことを受けて、同国でのエボラ出血熱流行の終息を宣言した。

 ウスマン・コネ(Ousmane Kone)保健・公衆衛生相は、昨年12月6日に最後のエボラ患者の検査結果が陰性と出て以降、新たに感染が確認された患者は一人もいないと明らかにした。

 マリではエボラ出血熱で7人が死亡した。最初の死者が出たのは昨年10月で、2歳の女の子だった。

 全世界で過去最悪となった感染拡大が始まってから約1年、世界保健機関(World Health OrganizationWHO)の最新の情報によると、エボラ出血熱に感染した人の数は2万1296人、このうち死者は8429人に上る。

 死者の大半は、ギニア、リベリア、シエラレオネで確認されている。(c)AFP