ベルギーの「過激派リーダー」逃走中、ギリシャで拘束ならず
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【1月19日 AFP】ベルギーのコーエン・ギーンス(Koen Geens)法相は18日、同国で先週解体されたイスラム過激派グループのリーダーとみられる男が現在も逃走中であることを明らかにした。
ベルギーの東部のベルビエ(Verviers)では15日、警察官殺害や警察署襲撃を計画していたとみられるグループの摘発が行われ、警官隊との銃撃戦により容疑者2人が死亡。ギリシャの首都アテネ(Athens)では17日、この事件に関連し4人の身柄が拘束された。だが、ギーンス法相がVRTテレビに語ったところによると、DNA検査の結果、グループのリーダーとみられる男が、この4人に含まれていないことが分かった。
ベルギーのメディアはこの男をモロッコ系ベルギー人のAbdelhamid Abaaoud容疑者(27)と伝えている。Abaaoud容疑者は、イスラム教スンニ派(Sunni)派の過激組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の動画に写っていたことがあり、治安当局は以前からその存在を把握していた。(c)AFP