【1月18日 Relaxnews】米カリフォルニア(California)州で今月、米国初の専用高速鉄道の建設が当初の予定より2年遅れで始まった。完成すれば、サンフランシスコ(San Francisco)とロサンゼルス(Los Angeles)間を3時間以内で結ぶ。

 起工式は6日、同州フレズノ(Fresno)のカリフォルニア州高速鉄道局(California High-Speed Rail AuthorityCHSRA)で、州政府や経済界、鉄道関係者が列席して行われた。

 総延長は最終的に州内1288キロに及び、停車駅は24駅となる計画。2029年までに、時速322キロでの走行を目指す。

 現在ロサンゼルス~サンフランシスコ間は車で約6時間かかるが、高速鉄道が開通すれば約半分の3時間で移動が可能になる。

 ただ、高速鉄道プロジェクトは反対運動や法律上の問題、計画の不確実性などが障害となって大幅な遅れが生じており、予定より2年遅れての着工となった。反対派は、推計680億ドル(約8兆円)にもなる総工費が高額すぎると主張している。(c)Relaxnews/AFPBB News