【1月17日 AFP】アジア歴訪でフィリピンを訪問中のローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王(78)は17日、13年の台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)で最も大きな被害を受けた中部レイテ(Leyte)島のタクロバン(Tacloban)を訪れ、今年の台風1号(アジア名:メーカラー、Mekkhala)による豪雨の中、すすり泣く大勢の生存者らとともに犠牲者数千人を追悼する野外ミサを行った。

 警察発表によると、タクロバン空港で行われたミサには、激しい雨にもかかわらず約20万人が参加した。しかし台風1号の接近により、法王の訪問は予定よりも4時間早く切り上げられ、法王は首都マニラ(Manila)へ戻ることを余儀なくされた。

 なお、この日はミサの手伝いをしていたボランティアの女性(21)が、強風で飛ばされた鉄製の足場が胸部に当たり死亡した。(c)AFP