【1月17日 AFP】(写真追加)米フロリダ(Florida)州にある郡の保安局が手違いで、動物保護施設に置いた方が似合いそうなラグマット(部分敷きカーペット)を作ってしまった。

 同州ピネラス(Pinellas)郡保安局にあった豪華な緑色のラグマットの柄は、同保安局の名称とフロリダ州をかたどった誇らしげな紋章だった。しかし、このマットには残念なことに小さな違いながら、致命的な綴りのミスがあった。貨幣や政府機関の多くの印章にも使われているアメリカ合衆国の公式の標語「IN GOD WE TRUST」(我々は神を信じる)ではなく、「IN DOG WE TRUST」(我々は犬を信じる)と印刷されてしまっていたのだ。

 小さな活字で記されたこのスペルミスは数か月間にわたり、誰にも気付かれずにいたが、保安局はこのほどマットを売却することを決めた。

 保安局は声明を発表し「ピネラス郡保安局は、不都合なことを『じゅうたんの下に隠したり』しない。『犬っころのマット』について問い合わせが殺到していることから、我々はこれを競売に掛けることにした。売却によって得られる利益は、地元の動物救護団体 ケーナイン・エステーツ・インコーポレーテッド(Canine Estates Incorporated)に全額寄付する」と述べた。

 次は綴りに間違いがないことを祈りつつ、保安局はマットを再発注したという。(c)AFP