【1月15日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は14日、低価格スマートフォン(多機能携帯電話)2機種を発表した。価格はそれぞれ81ドル(約9500円)と93ドル(約1万1000円)からで、欧州、アジア、中東、アフリカで2月に発売予定。

 発表された新機種「Lumia 435」と「Lumia 532」は、マイクロソフトが昨年買収したフィンランドの通信機器大手ノキア(Nokia)製で、マイクロソフトの最新モバイル用基本ソフト(OS)「ウィンドウズフォン8.1(Windows Phone 8.1)」を搭載。さらに統合ソフト「オフィス(Office)」がインストール済みで、文書作成ソフト「ワード(Word)」や電子メールソフト「アウトルック(Outlook)」、インターネット電話サービス「スカイプ(Skype)」のほか、最大容量30ギガバイトのクラウドストレージが利用できる。

 ディスプレーは共に4インチで、「Lumia 435」は200万画素のカメラを搭載。「Lumia 532」はより高画質のカメラと高速インターネットサービスを備え、2つのSIMカードスロットを有するデュアルSIM端末となる見込みだ。

 マイクロソフトのジョー・ハーロウ(Jo Harlow)電話事業担当副社長は、低価格の新機種の発表について「できるだけ多くの人々に、購入しようと思える価格でモバイル機器を提供する」という同社の目標実現へ向けた一歩だと説明した。

 ライバルの米グーグル(Google)は昨年、100ドル(約1万2000円)以下の低価格スマートフォンを新興市場で発売する予定と発表している。(c)AFP