イエメンのアルカイダ、仏紙襲撃の犯行声明
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【1月14日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系でイエメンに拠点を置く武装組織「アラビア半島のアルカイダ(Al-Qaeda in the Arabian Peninsula、AQAP)」は14日までに、フランス・パリ(Paris)の風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件の犯行声明をインターネット上に映像で投稿した。
「パリの神聖なる戦いに関するメッセージ」と題された映像には、AQAP幹部の1人、ナセル・ビン・アリ・アンシ(Nasser bin Ali al-Ansi)師が登場し、仏紙襲撃事件は、「アラー(神)の使者(であるイスラム教の預言者ムハンマド)のための復讐として」、アルカイダの最高指導者アイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者によって命じられたと語った。
アンシ師は「標的を選び、構想を練り、計画に資金を提供したのは(AQAPの)指導部だ。われわれの最高指導者アイマン・ザワヒリの命令に従った。英雄たちは選ばれ、その使命を果たした」と語った。
さらに11年5月に米軍によって殺害されたアルカイダの当時の最高指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の警告を引き合いに出し「おまえたちの言論の自由が抑制されないのならば、おまえたちはわれわれの行動の自由を受け入れなければならないだろう」と述べた。(c)AFP