【1月14日 AFP】政府は14日の閣議で、2015年度の防衛予算案を過去最高の4兆9800億円とすることを決定した。安倍晋三(Shinzo Abe)首相は、中国との緊張関係が続いていることを受けて、領海の警戒監視体制を強化したい考えだ。

 防衛予算は3年連続の増加。この傾向は、自衛隊をより能動的にしたいとする安倍首相の考えを反映したもの。支持者らは、東シナ海(East China Sea)の尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)の領有権をめぐる中国との緊張の高まりに応じた行動だと考えている。

 中国の周辺国からは、領有権問題をめぐって中国が強硬化しているとの見方が出ており、日本も中国に対する警戒を強めている。(c)AFP