【1月14日 AFP】先月28日に乗客乗員162人を乗せてジャワ海(Java Sea)に墜落したエアアジア(AirAsiaQZ8501便の胴体部分とみられる物体が発見され、ダイバーらが14日、調査にあたった。機体の胴体部分には多くの遺体が閉じ込められているとみられる。

 エアバス(AirbusA320-200型機のQZ8501便は、インドネシアのスラバヤ(Surabaya)からシンガポールに向かう短距離の定期便で、飛行中に悪天候に遭遇したとみられている。フライトレコーダー(飛行記録装置)とコックピットのボイスレコーダー(音声記録装置)の両ブラックボックスは今週、すでに回収されており、墜落の原因究明に大きな手掛かりが得られると期待されている。

 ダイバーらは14日、機体の胴体部分とみられる物体の調査に重点を移した。この物体は、機体の尾部が発見された海域から3キロほどの位置にあり、音波探知機で発見されていた。これまでに収容された遺体はわずか48人のため、機体胴体の内部には今もなお、多数の遺体が閉じ込められているとみられている。(c)AFP/Olivia Rondonuwu