イスラム最高権威、仏紙風刺画を批判 「憎悪かき立てる」
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【1月14日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)にあるイスラム教スンニ派(Sunni)の最高権威機関アズハル(Al-Azhar)は13日、仏パリ(Paris)でイスラム過激派の男らに銃撃された仏風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)が最新号で掲載する風刺画について、「憎悪をかき立てる」だけと警告した。
アズハルは声明で、同風刺画は「平和的共生に資するものではなく、イスラム教徒が欧州や西側社会に溶け込むのを妨げる」と述べている。
14日発売のシャルリー・エブド最新号は、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載し、今月7日に同紙編集者ら12人を殺害したイスラム過激派の銃撃犯らをあざけっている。
アズハルは、シャルリー・エブド襲撃事件を最初に非難したイスラム団体のうちの一つで、「イスラム教はいかなる暴力も糾弾する」などと批判していた。(c)AFP