【1月13日 AFP】今月1日にブルガリアから隣国トルコへ入国しようとして逮捕されたフランス人の男が、先週パリで起きた連続襲撃事件を実行した兄弟の1人と接触していたことが明らかになった。

 この男はハイチ生まれのフランス人、フリッツ・ジョリー・ヨアキン(Fritz-Joly Joachin)容疑者(29)。13日のブルガリア検察当局の発表によると、ヨアキン容疑者は昨年12月30日にフランスを出国する前、風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社を銃撃し17人を殺害したクアシ兄弟のうち、弟のシェリフ・クアシ(Cherif Kouachi)容疑者(死亡)と連絡を取っていた。

 ヨアキン容疑者は自分の息子の誘拐容疑で逮捕状が発行されていたためにブルガリアで拘束されたが、テロ行為の組織化を目的とする組織犯罪集団へ関与した容疑で、12日に再度逮捕状が発行された。(c)AFP