【1月11日 AFP】ウェアラブル技術の中には余計なものを排除し急所に切り込むものもある。米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で開催された世界最大級の家電見本市、「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics ShowCES)」で公開された減量をサポートするベルト「ベルティ(Belty)」がそれだ。

 装着している人が食べ過ぎると内蔵センサーが感知してベルトが振動して知らせ、長時間座り続けても信号を発する。また、体の動きを感知して、座れば緩み、立てば締まるようになっている。

 フランスの新興企業エミオタ(Emiota)が開発したベルティの試作品はメディアの大きな注目を集め、「2015 CES イノベーションアワード(CES Innovation Awards)」の1部門で受賞した。

 エミオタのカリーヌ・クーラム(Carine Coulm)氏によると、ベルティは「机の前に座っている時間が長くなり過ぎると、立って歩いた方がいいと振動で教えてくれる」。また、スマートフォンのアプリと連動させ、健康のための「コーチ」になってもらうこともできるという。

 年内に発売予定のベルティはセンサーを搭載するため幅の広いベルトが必要となることから男性用として設計されているが、女性用の開発も進められている。同社の女性スタッフは、「もっと細くておしゃれな感じにできれば女性にも関心を持ってもらえるかもしれない」と話している。(c)AFP