イエメンのアルカイダ、仏への新たな攻撃を警告 米民間情報機関
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【1月10日 AFP】米民間情報機関「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」は9日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイエメンの武装勢力、「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」幹部がフランスに対し、新たな攻撃もあり得ると警告していることを明かにした。
ハリス・アンナダリ(Harith al-Nadhari)容疑者は公開した動画の中で、「イスラム教徒を攻撃するのはやめた方がいい。そうすれば、安全に暮らしていくことができるだろう。それを拒否して戦いをしかけるのなら『吉報』を待つがいい」と語っている。
アンナダリ容疑者はパリ(Paris)とその郊外で発生し、17人が犠牲となった一連の事件への関与については言及しなかったものの「フランスの息子たちの中には、アッラーの預言者に対する礼を失している者がいる・・・アッラーの兵士らがこうした者たちに敬意の表し方を教え、表現の自由の限度を教えてやったのだ」と述べた。
風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社を7日に襲撃した兄弟2人はパリ郊外の印刷会社で、共犯とみられる男はパリ中心部のユダヤ系食料雑貨店に人質を取って立てこもった。警察特殊部隊は9日、それぞれの現場で作戦を実施して計3人の容疑者を殺害し、事件は食料雑貨店の人質のうち4人が犠牲になるという結末を迎えた。(c)AFP