パリで新たな人質取り立てこもり事件、2人死亡
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【1月9日 AFP】(一部更新)フランス・パリ(Paris)東部のユダヤ教系食料雑貨店で9日、武装した男が少なくとも5人を人質に取って立てこもり、少なくとも2人が撃たれて死亡した。当局筋がAFPに明らかにした。
ある当局筋は「少なくとも2人が死亡した。さらに多くの犠牲者がいるかもしれないが、今のところはっきりしていない」と語った。
立てこもった男はアメディ・クリバリ(Amedy Coulibaly)容疑者(32)とされ、パリ郊外モンルージュ(Montrouge)で8日に女性警察官が銃撃され死亡した事件の容疑者と同一人物とされる。
パリでの立てこもり事件とほぼ時を同じくして、同市郊外の小さな町ダマルタンアンゴエル(Dammartin-en-Goele)では、パリで7日に起き12人が死亡した風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件の容疑者2人が建物に人質を取って立てこもる事件も発生。
治安当局筋がAFPに語ったところによると、クリバリ容疑者はシャルリー・エブド紙襲撃犯の1人とされるシェリフ・クアシ(Cherif Kouachi)容疑者と知り合いだった。ただ、2つの立てこもり事件が同時に計画されたものかどうかは定かではない。
仏警察は、クリバリ容疑者に加え、女の容疑者1人の顔写真を公開。女はアヤット・ブーメディエンヌ(Hayat Boumeddiene)容疑者で、2人はともに「武装しており危険」としている。(c)AFP