【1月9日 AFP】ウガンダの警察当局は8日、ポルノ映画の制作に関与したとして、性教育家の女性ら2人を逮捕したと発表した。ウガンダでは昨年2月に反ポルノ法が成立し、取り締まりが強化されている。

 8日の摘発で逮捕されたのは、「アンティ(おばさん)」の愛称で親しまれている性教育家のマリアム・ンディバサ(Mariam Ndibasa)氏と同僚の男性。

 2014年2月に可決・成立した反ポルノ法では、ポルノの制作・売買・公開をめぐって有罪となった場合、最長10年の禁錮刑と最大1000万ウガンダ・シリング(約42万円)の罰金が科せられる。

 ウガンダの民間紙デーリーモニター(Daily Monitor)によると、捜査当局と倫理・品位省は昨年11月から合同で、ポルノ売買に関与した人物の摘発に力を入れている。

 11月にはミュージシャンのディディ・ムチュワ・ムギシャ(Didi Muchwa Mugisha)さん(28)が、女性歌手が下着姿で歌うミュージックビデオをめぐって反ポルノ法違反に問われた。ムギシャさんはポルノを制作・販売した罪を認め、20万ウガンダ・シリング(約9000円)の罰金刑を受けている。一方、女性歌手(20)は無罪を主張し、裁判で戦う方針だ。(c)AFP