【1月9日 AFP】仏風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)は8日、パリ(Paris)の同紙本社で起きた襲撃事件にひるむことなく、来週に特別号を100万部発行することを明らかにした。

 事件で難を逃れた同紙のコラムニスト、パトリック・プル―(Patrick Pelloux)氏はAFPに対し、「愚行が勝利することはない」ことを示すため、「生存者による特別号」を14日に発行することを明らかにした。

 同紙の弁護士リシャール・マルカ(Richard Malka)によると、同紙の発行部数は通常6万部程度だが、7日に起きた襲撃事件後、世界中から注目が集まっていることを受けて、大幅に発行部数を増やすことを決めたという。

 襲撃の被害を逃れたスタッフ30人は、同紙の今後や、特別号をどのように発行するかについて話し合う会議を開いた。同会議を終えたマルカ氏は「次号を出さなければならない。犠牲者を追悼し、(襲撃者らは)われわれを根絶やしにはできなかったことを示すには、それが最善の方法だ」という意見で全員が一致したと説明した。(c)AFP/Anthony LUCAS