【1月9日 AFP】米アカデミー賞(Academy Awards)受賞女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんが8日、最新作『Unbroken(原題)』のバチカン(Vatican)での上映後にローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王に謁見した。子ども2人を連れての謁見だった。

 バチカンのフェデリコ・ロンバルディ(Federico Lombardi)広報局長によると、ジョリーさんは謁見の冒頭に法王の指輪に口づけをしたとされ、また法王からはロザリオが贈られた。短時間の謁見は私的なものだったという。

 スケジュールが合わなかったことから、フランシスコ法王は、映画を鑑賞していない。

 ジョリーさんが監督した映画『Unbroken』は、第2次世界大戦(World War II)中に爆撃手となった元オリンピック選手のルイス・ザンペリーニ(Louis Zamperini)氏の実話を基にしている。劇中では、飛行機の墜落事故を経て戦争捕虜となった同氏の後の人生において、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と向き合う際にキリスト教が心の支えになったことが描かれている。(c)AFP