【1月8日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)は、センターのアンダーソン・ヴァレジャオ(Anderson Varejao)が負傷により今季絶望となったことを受け、2015年のドラフト1巡目指名権2枠と交換で、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)からティモフェイ・モズコフ(Timofey Mozgov)を獲得した。

 216センチで28歳のモズコフは、現在キャブスを率いるデビッド・ブラット(David Blatt)ヘッドコーチ(HC)の下で、ロシア代表の一員としてロンドン五輪の銅メダル獲得を経験した。

 レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に4度輝いているレブロン・ジェームズ(LeBron James)が、マイアミ・ヒート(Miami Heat)を去り古巣クリーブランド(Cleveland)に復帰して以降、キャブスはケビン・ラブ(Kevin Love)とカイリー・アービング(Kyrie Irving)の力も借りながら、NBAファイナル制覇を目指していた。

 しかし、ラブとアービングが離脱を経験したほか、ジェームズも2週間の欠場を強いられるなど、故障者が続出している。

 モズコフは今季、1試合平均8.5得点、7.8リバウンドをマーク。ナゲッツは、15勝20敗でウェスタンカンファレンスの11位となっている。

 アキレス腱断裂のためシーズン絶望となったヴァレジャオは、1試合平均9.8得点、6.5リバウンドを記録していた。

 ヴァレジャオが離脱してから、キャブスは2勝7敗と低迷しており、ゴール際での得点阻止力はリーグでも最低となっている。

 モズコフの加入により、ラブの肩からはリバウンドを決めなければいけないという重荷が下り、攻守ともに相手チームへの脅威になることが見込まれる。

 キャブスは、3チーム間のトレードでオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)から獲得した2015年のドラフト1巡目指名権を手放した。

 同トレードで、キャブスはニューヨーク・ニックス(New York Knicks)からイマン・シャンパート(Iman Shumpert)とJ・R・スミス(J.R. Smith)を獲得している。(c)AFP