【1月8日 AFP】仏パリ(Paris)で7日に起き12人が死亡したイスラム過激派による風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件を受け、パリをはじめとする同国各地の都市で同日、犠牲者追悼集会が開かれ、のべ10万人以上が参加した。また欧州の複数の都市でも追悼集会が開かれ、数千人が参加。インターネット上では「私はシャルリー」とのハッシュタグを付けたメッセージを数多くの人が投稿している。

 パリでは少なくとも3万5000人が追悼集会に参加。また警察によると、仏南東部リヨン(Lyon)と南西部トゥールーズ(Toulouse)での集会には少なくとも2万人が集まった。この他、ボルドー(Bordeaux)やマルセイユ(Marseille)などでも追悼集会が開かれ、数千人が参加した。欧州ではこの他、独ベルリン(Berlin)、英ロンドン(London)、スイスのローザンヌ(Lausanne)などの都市でも同様の集会が開かれた。

 デモ参加者らは、フランス国内で行われた攻撃としてはここ数十年間で最多の死者を出した事件の犠牲者との連帯を示すため、「Je suis Charlie(私はシャルリー)」と書かれた黒のスティッカーを身につけていた。また、「報道の自由は何にも代えられない」や、殺害された同紙編集長のステファヌ・シャルボニエ(Stephane Charbonnier)氏に言及し「シャルボは自由のために死んだ」とのスローガンを書いた横断幕を振る者もいた。(c)AFP