【1月8日 AFP】テニス、ブリスベーン国際(Brisbane International 2015)は7日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、7-5で米国のスティーブ・ジョンソン(Steve Johnson)を下し、準々決勝に進出した。

 上位シードのため1回戦免除となっていた錦織は、ジョンソンと接戦を繰り広げたものの、危なげなく勝利を挙げて順調なスタートを切った。

 錦織は、大飛躍を遂げた2014年に4度のツアー優勝を経験したのをはじめ、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)では決勝進出を果たした。

 この日の試合で錦織は、各セットで1ゲームずつブレークすると、相手に許したブレークポイントも第2セット序盤のわずか2度だけだった。

 錦織は試合後、2015年のシングルス初戦で自身に及第点を与えた。

「手応えを感じましたし、特にサーブが良かったと思います。(許した)2度のブレークポイントでは良いサーブが入り、エースも取れました」

「ジョンソンのサーブはとても良く、リターンに手こずりましたが、リターンゲームもうまくいったのではないかと思います」

「でも、これが今季最初の大会で、最初のシングルスでしたから、試合が進むにつれてプレーが良くなるように心掛けました」

 錦織は、2014年の好成績が新シーズンに向けて大きな弾みになっているとコメントした。

「手応えが増しているので、コートで大きな自信になっています」

「ストロークも、サーブも良くなっています」

「コート外では、取り巻く状況が以前と変わっているかもしれません。でも、コート上での自分の仕事は常に同じで、準備と練習を怠らず、100パーセントの力でプレーするなど、自分がやるべきことに集中するだけです」

 世界ランク5位の錦織は、準々決勝でオーストラリアのバーナード・トミック(Bernard Tomic)と対戦する。(c)AFP/Andrew DENT