日本の自動車部品メーカー元幹部、米国での価格操作で禁錮刑
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【1月7日 AFP】日本の自動車部品メーカー豊田合成(Toyoda Gosei)の元幹部が6日、価格操作で有罪を認め、米国内での1年と1日の禁錮刑が言い渡された。
同社の米国法人の営業部門幹部だったホリエ・マコト(Makoto Horie)被告は、トヨタ自動車(Toyota Motor)の米子会社と部品供給会社に対する自動車用ホース販売で、価格操作と不正入札を行ったと認めた。
米司法省によると、ホリエ被告は2007年から2010年の間、他の企業と共謀して、米国内の自動車メーカーに販売した自動車用ホースの価格操作に関与した。
司法取引の一環として、ホリエ被告は罰金2万ドル(約240万円)の支払いと、自動車部品業界の違法価格操作について、司法省が進めている捜査に協力することにも同意した。
豊田合成は自動車用ホースに加え、エアバッグとハンドルの価格操作で2600万ドル(約31億円)の罰金の支払いに同意している。広範囲に及んだ捜査でこれまでに個人49人と企業32社が訴追されており、各社が支払いに同意した罰金の総額は24億ドル(約2850億円)に上っている。(c)AFP