【1月6日 AFP】インドネシア当局は6日、墜落したエアアジア(AirAsiaQZ8501便のものとみられる残がいが見つかったジャワ海(Java Sea)の海底に潜水士を送った。乗客乗員の遺体をさらに収容できる可能性がある。

 捜索チームは荒波に阻まれながらも悪天候の合間を縫って、遺体の捜索・収容作業を続けている。先月28日にインドネシアのスラバヤ(Surabaya)からシンガポールに向けて飛行中に消息を絶ったQZ8501便には乗客乗員162人が乗っていたが、同日以降の10日間で、数か国が参加する捜索によって遺体が発見されたのは37人となっている。

 インドネシア国家捜索救助庁のバンバン・ソエリスティヨ(Bambang Soelistyo)長官は報道陣に対し「何人かの潜水士により海底への潜水が始まった」と述べた。

 QZ8501便の捜索では、墜落原因の解明に欠かせないフライトデータが記録されているブラックボックスがまだ見つかっていないが、海底にあることが確認されている5つの大きな残がいの中に、通常ブラックボックスが設置されている尾翼付近とみられる部分が含まれている。

 捜索活動は遺体の発見を最優先としている。これまでに発見された遺体のなかには、座席でシートベルトを装着したままの遺体もある。(c)AFP