【1月5日 AFP】英国の会社が出した、ペイントボールの人間標的として実験台になる仕事の募集に対し、世界中から約1万人の応募があったことが分かった。

 求人広告を出したのは英国内に60か所以上のペイントボール施設を所有するUKペイントボール(UKPaintball)で、標的役の年俸は4万ポンド(約740万円)。同国内を始め米国やカナダ、インドなどから多数の応募があったという。

 UKペイントボールのオーナー、ジャスティン・トゥーイグ(Justin Toohig)氏は、「広告を出したときは、これほど反響を呼ぶとは予想していませんでした。まさか、英国内外にペイントボールで撃たれたい人がいたとはね」と話した。

 応募者は各自が、撃たれる仕事に適していることをアピールするさまざまなスキルを応募書類に記しており中には、太っているから標的として狙いやすい、と書いた男性もいたという。

 トゥーイグ氏は、「応募者にはほかにも、拳銃などの武器使用に慣れていると豪語する元陸軍兵士や、マジックショーの最中に手違いから本当に銃で撃たれそうになったという手品師の元アシスタントもいました。こんなにたくさんの応募者の中から、たった1人だけ適任者を選ぶというのはかなり難しい作業になりそうです」と語った。(c)AFP