リバプール退団のジェラード、米国への移籍明かす
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【1月4日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)のスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)は3日、今季終了後にクラブを退団し、米国でプレーすることを明かした。しかしながら、チーム名については明かしていない。
34歳のジェラードは2日、25年間在籍して通算695試合に出場し、180得点を記録したリバプールを去る決断を下したと発表していた。
クラブの公式チャンネルLFC TVでジェラードは、「米国に行くことになる。でも、まだどこのチームとも連絡を取ってはいない。契約が近くなって、決まったらすぐに発表する」と語った。
英国内では、イングランド代表でチームメートだったデビッド・ベッカム(David Beckham)氏と同じロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に加入すると報じられている。同クラブには、かつてリバプールで同僚だったロビー・キーン(Robbie Keane)が在籍している。
米国内では、スポーツ専門チャンネルのESPNが匿名筋の情報として、ジェラードがギャラクシーと年俸600万ドル(約7億2000万円)で1年半の契約を結ぶと伝えているが、クラブ側はこれを認めていない。
ギャラクシーの広報担当はAFPに対し、「LAギャラクシーと契約していない選手についてコメントはしない」としている。
退団を表明してから「感傷的な」24時間を過ごしたと明かしたジェラードは、今後ある時期にリバプールへ帰還する機会を残しておくと語った。
「いろいろな考えが出てくるだろうけれど、僕にとっては来たる夏が何か違ったことに挑戦するのに、クラブと街を出て、少しの間だけ違う道を歩くのに最適な時となるだろう。戻ってこられる機会があればうれしいね」
「『さよなら』を伝えるのは厳しいことだから、最後の試合と、最後の数日間の練習は苦しいものになるだろうね。ただ、『さよなら』というよりは『またね』ぐらいがいいね」
「今は集中しているし、何日か前に監督と話したとき、監督は僕がやめることに何の心配もしていないと言っていた。最後までここにいるし、最後の一蹴りまで戦い続けていく。トロフィーを勝ち取って、トップ4でチームを去ることを強く望んでいる」
(c)AFP/Tom WILLIAMS