【1月1日 AFP】先月28日にインドネシアのスラバヤ(Surabaya)の空港からシンガポールに向かう途中で消息を絶ったエアアジア(AirAsiaQZ8501便の捜索で、ジャワ海(Java Sea)から収容された7遺体のうち最初の2体の棺が31日、同空港に帰還した。

 遺体は空軍機から軍の救急車に移され、検視と身元確認のため病院に運ばれた。現地警察によると、遺体の身元確認のために乗客の血縁者30人からDNAを採取した。現場海域の捜索により、これまでに乗務員の制服を着た女性を含む7人の遺体が収容されている。

 31日は嵐で捜索活動の開始が遅れ、ヘリコプターは現場から最も近い飛行場であるボルネオ(Borneo)島のパンカランブン(Pangkalan Bun)にある基地へ引き返すことを余儀なくされた。

 スラバヤでは乗客の家族や市民らが、ろうそくを灯して祈りながら大晦日最後の数時間を過ごし、首都ジャカルタ(Jakarta)の新年祝賀行事は犠牲者を追悼する厳粛な祈りとともに開始した。(c)AFP/Arlina ARSHAD