【12月29日 AFP】インドネシアのスラバヤ(Surabaya)からシンガポールへ向かっていたエアアジア(AirAsia)のQZ8501便が、乗客乗員162人を乗せたまま消息を絶ってから1日以上が経った。インドネシア主導の下、同国領海内で捜索活動を続けているオーストラリア、シンガポール、マレーシアの国際チームは、海面で見つかった油膜に注目している。

 悪天候のため、航路変更の許可を求めた後に消息を絶ったエアアジア機について、 インドネシア国家捜索救助庁(Basarnas)のバンバン・ソエリスティヨ(Bambang Soelistyo)氏は29日、機体は海底に沈んでいる可能性が高いとの見解を示した。

 一方インドネシア空軍のハジ・ジャヤント(Hadi Tjahjanto)報道官は、29日現在、捜索はジャワ海(Java Sea)のブリトゥン(Belitung)島沖で発見された油膜に集中していると話し、現場は船舶の航行ルートでもあるため「エアアジア機の航空燃料か船舶のものか、確認している」と述べた。マレーシアの航空会社の航空機が消息を絶ったのは今年3度目となる。(c)AFP