パキスタンの過激派聖職者に逮捕状、学校襲撃は「正当化できる」
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【12月28日 AFP】パキスタンの裁判所は27日までに、同国で発生した最悪のテロ攻撃といわれるイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban Pakistan、TTP)」による学校襲撃事件を「理解できる」と発言し、市民活動家らを脅迫した容疑で、イスラム教強硬派聖職者に対する逮捕状を発行した。
警察当局者とパキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)にある「赤いモスク(Red Mosque)」の広報担当者がAFPに語ったところによると、同モスクの指導者でタリバンを支持しているマウラナ・アブドゥルアジズ(Maulana Abdul Aziz)師は、同モスクの前で今週数回のデモを行った市民活動家らを脅した疑いが持たれている。
同師はその後、モスクの礼拝者たちに、パキスタン陸軍が同国北西部の北ワジリスタン(North Waziristan)地域で行っている武装勢力の掃討作戦は反イスラム的であり、パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)で発生し生徒を中心に約150人が死亡したタリバンによる学校襲撃事件は掃討作戦に対する報復として正当化されるという考えを示していた。(c)AFP