武装集団が住民69人殺害、2000人超避難 インド
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【12月25日 AFP】インドのアッサム(Assam)州で23日、インドからの分離独立を目指す武装集団が複数の村を襲撃し、18人の子どもを含む69人が死亡した。州当局関係者によると、同州では25日までに、同様の襲撃が再び起きることを恐れた住民2000人以上が州政府が設営した仮設キャンプに避難した。
また、24日には一連の攻撃に対する適切な対応を求めて住民が警察に出向いたところ、警官がこれらの人たちに向かって発砲。3人が死亡した。
警察は23日の襲撃について、非合法とされている過激派組織「ボドランド国民民主戦線(National Democratic Front of Bodoland、NDFB)」による犯行との見方を示している。NDFBは、数十年にわたって独立闘争を続けている。
インド北東部にあり、茶葉の生産で知られる同州ではこれまでにも、以前からこの地に住むボド(Bodo)民族と、移住してきたイスラム教徒、対抗する別の部族との間で土地の所有権をめぐる紛争が起きていた。
一方、インド内務省は24日、村の住民たちがボド民族への報復攻撃を始めたことから、同州への軍部隊の派遣を命じた。(c)AFP