【12月25日 AFP】先月末に行われたスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)対デポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)の試合前に、スタジアム付近で両クラブのサポーターが衝突し1人が死亡した事件で、当局は23日、殺人の容疑で男性1人を再拘留したと発表した。

 衝突では、43歳のデポルティボサポーターの男性が殴打された後に川に投げ込まれ死亡、他にも3人が殺人の容疑をかけられている。マドリード(Madrid)の裁判所が23日夜遅くに出した声明によれば、4人目の容疑者は東部バレンシア(Valencia)で逮捕され、裁判所でも保釈が認められなかったという。

 声明には、「男性には、騒乱による殺人容疑がかかっている。サポーター同士の衝突と、その結果起こったデポルティボ・ラ・コルーニャのファン1人の死亡に関与したとみられる」とある。

 この事件では、さらにもう1人が関与を疑われて逮捕されたが、後に保釈された。

 グループの中には鉄パイプやナイフを持っていた者もおり、80人以上が拘留された。その多くは起訴後に釈放されている。(c)AFP