【12月25日 AFP】(一部更新)米軍は24日、シリア東部で起きたヨルダン軍F16戦闘機の墜落について、同機を撃墜したとするイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の主張を否定した。

 ヨルダンも参加する米主導の有志連合によるイラクとシリアでの空爆作戦を統括する米中央軍(US Central Command)は声明で、「同機はISIL(イスラム国の別称)が主張するように撃墜されたのではないことを明確に示す証拠がある」と発表。墜落の原因については説明していない。一方で、墜落により行方不明となったヨルダン人操縦士がイスラム国に拘束されたことは認めた。

 米中央軍のロイド・オースティン(Lloyd Austin)司令官は、イスラム国の行為を強く非難。「われわれは彼(パイロット)の安全な帰還のための措置を援助し、この不運な墜落を自分たちの目的のために歪めたり悪用したりするISILの試みを容認しない」と述べた。(c)AFP