インド北東部、分離独立派の襲撃で56人死亡
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【12月24日 AFP】インドからの分離独立を目指すボド民族の過激派組織「ボドランド国民民主戦線(National Democratic Front of Bodoland、NDFB)」が23日、インド北東部アッサム(Assam)州の複数の場所を襲撃し、24日までに56人が死亡、80人が負傷した。警察当局者が述べた。
襲撃があったのはアッサム州のコクラジャール(Kokrajhar)とソニトプル(Sonitpur)の2地区で、警察当局者によると、同2地区内の約4か所で襲撃があり、犠牲者の大半は茶園で働くアディバシ(Adivasi)民族だったという。
インドのニュース専門チャンネルNDTVによると当局はアッサム州に「非常警報」と夜間外出禁止令を出した。
ブータンやバングラデシュと国境を接し、茶の産地であるアッサム州には、先住民のボド民族とイスラム教徒の入植者さらにアディバシ民族との間で土地をめぐる長い争いの歴史がある。(c)AFP