米FDA、同性愛男性の献血規則を緩和へ
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【12月24日 AFP】米食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)は23日、同性愛の男性に生涯献血を禁じた規則を緩和し、同性との最後の性交渉から1年以上が経過した男性の献血を認めるようにする方針を明らかにした。
FDAは献血に関する今回の決定について、ここ数年間に示された科学的証拠を見直した結果に基づくものと説明している。マーガレット・ハンバーグ(Margaret Hamburg)局長が出した声明は、「FDAは同性愛の男性に生涯献血を禁じてきた規則の変更を提言する方針であり、そのために必要な措置を講じていく」と述べた。
FDAは来年、規則の緩和に関する指針を示し、これに対する国民の意見を聞いた上で最終的に判断する方針だ。
医療と法律の専門家らの間では、現行の規則は時代遅れであり、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に関する高度な検査を行えるようになった現在では、同性愛の男性による献血の安全性は大幅に向上しているとの意見が増えていた。(c)AFP